花王のインドネシア新工場が竣工、界面活性剤の生産能力が1.5倍に

2013年7月5日 17:46

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 花王は5日、同社のインドネシアにおけるケミカル事業の現地法人である花王インドネシア化学がカラワン工業団地(西ジャワ州カラワン県)で建設を進めていた新工場が完成し、7月5日に現地で竣工式を行ったと発表した。

 同工場では、シャンプーや洗剤など日用品の原料に使用する界面活性剤や産業用化学製品を製造し、2013年8月より順次稼動を開始する。初期投資額は40億円超で、界面活性剤の年産能力は、タンブン(西ジャワ州ブカシ県)にある現工場から移設する既存設備とあわせて現在の約1.5倍に増強される。なお、2014年12月末までにすべての生産を移管し、新工場へ統合する予定。

 花王インドネシア化学は、界面活性剤や産業用化学製品をアジアや欧米を含めた世界各地に供給する重要な生産拠点としての役割を担っている。今回の新工場建設により、界面活性剤の生産工場としては花王グループのなかで最大規模の工場のひとつとなる。

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