Firefox OSを搭載したスマートフォン、ドイツやスペインで販売開始

2013年7月3日 13:01

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 7月1日、Mozillaは2日から「Firefox OS」を搭載したスマートフォン製品が販売されると発表した。販売する携帯キャリアはスペイン「Telefonica」とドイツ「Deutsche Telekom」で、端末の製造メーカーは製造メーカーはフランスのAlcatelと中国のZTE。Webブラウザには当然ながらFirefoxを搭載、通話、メール、カメラ、メッセージなどの基本機能に加え、地図・ナビゲーション機能、FacebookとTwitterへのSNS対応も組み込まれている(/.本家Business IntelligenceMozillaのリリースINTERNET Watch本家/.)。

 2日にスペインで販売されるTE社製のスマートフォンは、3.5インチHVGA TFTディスプレイ、512MBのROMと256MBのRAM、3.2メガピクセルカメラ、加速度センサー、環境光センサーを備え、Bluetooth2.1、Wi-Fi802.11b/g/n、4GB microSDカードに対応。サイズは114×62×12.5mmで重さは120グラムという性能で、価格は69ユーロ(日本円で約9000円)だという。

 今のところ途上国向けで、米国や日本など先進国市場での販売は今のところ発表されていないとのこと。Mozillaは2月のMobile World Congressでは、Firefox OSにはスプリント、メガフォン、テレコム・イタリアなど17社以上パートナーがいると主張した。しかし、これらの事業者の多くは実際に製品を出すかどうかは曖昧な状態だ。

 アナリストのTony Cripps氏は、Firefox OSの長期的な課題としては、さまざまなアプリケーションと品質の高いデバイスが求められるとコメントした。また、ZTE製品の初期レビューでは、ハードは平凡でOSの操作にタイムラグがあるなどの指摘があるという。Firefox OSがスマートフォン市場に影響力を持つためには、マーケティングなどをより強化していく必要があるだろう。

 スラッシュドットのコメントを読む | モバイルセクション | Firefox | 携帯電話 | 携帯通信

 関連ストーリー:
NTTドコモ、Tizenスマホを今年後半にも発売する方針 2013年02月28日
KDDI関係者、2014年にはFirefox OS搭載端末を投入すると語る 2013年02月26日
Mozilla、Firefox OS 搭載スマートフォン「Keon」「Peak」を発表 2013年01月24日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事