無線LANを使って壁の向こうを監視するシステム、MITが開発

2013年7月2日 12:59

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 MITの研究者は、Wi-Fiを利用して壁の向こう側にある移動物体を追跡できるシステムを開発した。このシステムは「Wi-Vi」という名称が付けられている(IT WORLD本家/.)。

 このシステムでは、レーダーやソナーのようにWi-Fi信号を送信、物体から反射される信号を元に位置を測定する。このシステムのメリットは、Wi-Fiシステムがベースとなっているため、コストが安く電力も抑えられ、機器がコンパクトにできる点にあるという。またスマートフォンなどへの組み込みも簡単だとしている。

 開発を行ったMITの「Fadel Adib」氏、「Dina Katabi」氏は、捜索救助任務や法執行機関なとで使用することができるだろうとしている。IT WORLD紙の記事では、将来起こりうるGoogle Glassを使用した盗撮などを心配する人にも使えるのではないかとしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー

 関連ストーリー:
オーストラリア発の「Wi-Fi対応スマート電球」 2013年06月19日
ニューヨーク市警、離れた相手も「透視」できるボディスキャナを開発 2012年01月23日
素粒子を利用して原子炉内部の様子を写し出す技術 2012年01月09日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事