NY原油：反発で97.99ドル、年初来高値に接近

*07:03JST NY原油：反発で97.99ドル、年初来高値に接近

NY原油は反発（NYMEX原油8月限終値：97.99　↑1.43）。ウエスト・テキサス・インターミディエイト（WTI）は、期近価格（8月限）の方が期先価格よりも高いバックワーデーションと呼ばれる市場構造が続いている。通常取引開始後には98.28ドルまで上昇して、6月19日の年初来高値99.01ドルに近づいている。

1日のISM製造業から3日のADP雇用統計とISM非製造業、5日の雇用統計まで雇用関連のデータ発表が重なる。本日のISM製造業では雇用が50を下回り、48.7にまで低下している。

先週末にはフィッチが米国のトリプルA格付けと見通しネガティブで維持との見解を示している。先にスタンダード＆プアーズが見通しをネガティブから安定に上げている為に、短期的にはムーディーズによる見解が注目されることになる。

海外では中国での6月HSBCフラッシュ製造業PMI（改定値）は2カ月連続で50の水準を下回っている。《KO》