ニューヨークのセブンイレブンに「鍵の物理的情報を保持する」マシンが登場、鍵の紛失対策向け

2013年6月28日 13:56

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、  本家/.より。米マンハッタンのスタートアップ企業「KeyMe」が、セブンイレブンに「鍵の複製マシン」を設置した。このマシンはただ鍵を複製するだけでなく、あらかじめ鍵の情報を登録しておくことで、オリジナルの鍵が無くとも必要なときに鍵を生成できるという(NYDailyNews.com)。

 KeyMeのCEOによると、年間300万人が「鍵を無くして家やオフィスに入れない」ということを経験しているという。そういった場合に解錠業者を呼ぶとだいたい150ドルが必要となるが、KeyMeのソリューションでは、鍵の登録自体は無料、鍵の作成時に19.99ドルがかかるのみ。また、その場で鍵の複製を行うことも可能で、この場合の料金は3.49ドルから。鍵の複製はマシンが自動で行うので、24時間365日利用できるのがポイントだ。

 第三者が勝手に鍵を複製したりすることや鍵データの漏洩などが心配になるが、鍵データは「高度な暗号化」が行われたうえで保存され、住所などの情報は格納されない。さらに、鍵を作成する場合などアカウント情報にアクセスするには指紋認証が必要となる。

 これは今までに無かったが確実にニーズのある、非常に興味深いサービスだろう。うっかりもののタレコミ子も日本で展開されればぜひ利用したい。

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