Facebookユーザー約600万人のコンタクト情報、バグにより誤って他のユーザーと共有される

2013年6月23日 11:43

印刷

記事提供元:スラド

Facebookは21日、友達の推薦機能のバグにより、約600万人のメールアドレスまたは電話番号がほかのユーザーと共有されていたことを明らかにした(Facebook SecurityのノートINTERNET Watchの記事CNET Japanの記事本家/.)。

Facebookにユーザーがコンタクトリストやアドレス帳をアップロードすると、友達を推薦するためにほかのユーザーのコンタクトリストとの照合が行われる。しかし、バグが原因で、友達の推薦に使われたほかのユーザーのコンタクト情報がユーザーのアカウントに誤って保存されてしまっていたという。そのため、Download Your Information(DYI)ツールを使用すると、何らかのつながりのあるユーザーのメールアドレスまたは電話番号がダウンロードしたアカウントデータに含まれる可能性があったとのこと。これ以外の個人情報は共有されていないという。Facebookではバグを確認後にDYIツールを無効化して修正作業を行い、翌日には復旧したとのことだ。

Facebookによると、各ユーザーの情報がダウンロードされたのは1~2回で、ほとんどのユーザーについて情報が共有された相手は1人のみだという。また、DYIツールを利用可能なのはFacebookユーザーだけであり、開発者や広告主にデータが渡ることはないとのこと。現在のところ共有された個人情報が不正利用された形跡はないとしている。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | バグ | Facebook | IT | プライバシ

 関連ストーリー:
Facebookの「スパムフィルタに弾かれないようにメッセージを送信できる」有料サービス、日本でもスタート 2013年04月10日
Facebook Connectのバグ、数多くのWebサイトがエラーページにリダイレクトされる 2013年02月09日
Facebook、つながりのない相手に有料でメッセージを送信する機能をテスト 2012年12月23日
パスワードなしで他人のFacebookアカウントにアクセスできる問題が発覚 2012年11月04日
Facebook に大量の電話番号を取得できるセキュリティホール発覚 2012年10月16日
Facebook、Facebook外のプライバシ情報と連携させた広告サービスを試験的に開始 2012年10月04日
Facebook、「この友人の名前は実名ですか?」という調査を行う 2012年09月26日
Facebookでは平均4.7人の知り合いをたどると全ユーザーに到達できる 2011年11月27日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事