NY金:反落で1286.2ドル、戻りを試す動きは見られず直近安値を更新

2013年6月21日 07:04

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:反落で1286.2ドル、戻りを試す動きは見られず直近安値を更新

NY金は反落(COMEX金8月限終値:1286.2 ↓87.8)。19日午後に1350ドル付近を下抜けるとオーバーナイトでも、売りの動きが続き通常取引開始前には5月19日につけた1336.3ドルや4月15日の1321.5ドルを割り込んだ。通常取引開始後にも戻りを試す動きは見られずに通常取引終了間際には1281.6ドルまで直近安値を更新した。

19日午後に、18-19日の連邦公開市場委員会後で連銀が資産購入に関しては景気改善が進むことを前提に「今年中に縮小、14年中盤に購入を終了」との見解を示したことが明らかになった。

バーナンキ議長によるプレスカンファレンス後では、バークレイズとソシエテ・ジェネラルが、資産購入縮小は9月になると予想を示している。JPモルガンは12月からとの見方で、非農業部門雇用者数が17.5万人を上回れば9月との見解を示している。ゴールドマン・サックスのハツィアス氏も以前からの12月から資産購入縮小を開始するとの見通しを崩さず、この可能性が高まったとの見解を示している。少なくとも、縮小開始へのセルサイドによる思惑が9-12月の間であるということはこれまでと変わらないようだ。《KO》

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