JFEエンジと九州地盤の2社、再生可能エネルギーの発電事業で業務提携

2013年6月18日 17:12

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 キューコーリース(本社:福岡県福岡市)、九電工(本社:福岡県福岡市)とJFEエンジニアリングは18日、再生可能エネルギーによる発電事業を共同で推進することで業務提携したと発表した。3社は発電事業における施工や運営のノウハウを融合し、再生可能エネルギーの普及を推進していく。

 第一弾の発電事業として、3社が共同出資する「株式会社九州シャインエナジー」を設立し、名石浜太陽光発電所(所在:熊本県玉名郡)の建設に着手した。同施設は最大出力1.7MW(1,728kW)のメガソーラーで、発電される電力はすべて九州電力に売電する予定。

 同施設の建設において、キューコーリースはAM(アセット・マネジメント)と資金調達を担う。JFEエンジニアリングがEPC(設計・施工)を、稼動後のO&M(オペレーション&メンテナンス)を九電工が担当し、各社の専門性を融合しながら事業を推進する。なお、建設資金は金融機関からノンリコースローン(非遡及型融資)を調達する予定。

 3社はそれぞれの営業ネットワークを生かし、九州地区のほか全国各地で太陽光発電所の開発を進め、2015年度までに約50,000kW(50MW)規模の建設を目指す。また、地熱発電、風力発電に適した発電所用地の確保や事業化の検討を共同で進めていく。

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