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ファーストリテ、バングラデシュに「グラミンユニクロ」初の店舗をオープン
ファーストリテイリングは17日、バングラデシュのダッカ市内に、「グラミンユニクロ」初の店舗として7月5日に2店舗をオープンすると発表した。
ファーストリテイリングは、2010年9月に「UNIQLO Social Business Bangladesh Ltd.」を、2011年8月にはGRAMEEN BankグループのGrameen Healthcare Trustとの間に合弁会社「GRAMEEN UNIQLO Ltd.(グラミンユニクロ)」を設立し、現地のグラミングループと共同でソーシャルビジネスを開始した。
ソーシャルビジネスは、現地での貧困、教育、衛生、ジェンダー、環境といった社会的課題をビジネスの手法で解決する取り組みで、得られた利益はすべてソーシャルビジネスのために還元される。今までは農村での訪問販売を中心にソーシャルビジネスを展開してきたが、新たにダッカ市内に店舗を出店し、服の企画、生産、販売を通じて人々が心からほしいと思う商品の提供や雇用を創出することで、さらに現地への貢献を進めていく。
グラミンユニクロの店舗は、ユニクロの「美意識のある超合理性」のコンセプトをベースに、バングラデシュで展開できるよう簡略化して設計されている。今回出店する2店舗の売場面積は約28坪と約23坪で小型店舗となる。商品点数は、メンズ32点、ウィメンズ10点で、価格帯は190タカ~1,190タカ(約255円~1,580円)。
同店舗では、肌触りや伸縮性が良く、かつ丈夫なポリエステルやポリウレタンなどの化学繊維素材を用いた機能性製品やカラーバリエーションを展開し、また、現地で素材調達、生産を行った独自の商品を提供していく。これまで培ってきたユニクロのSPAとしてのノウハウを活かし、快適で高品質な商品を現地の誰もが購入できる価格帯で販売することで、バングラデシュの人々に良い服を着る喜びを提供していく。
ファーストリテイリングは、ソーシャルビジネスを通じて貧困、教育、衛生、ジェンダー、環境といった社会的課題の解決を目指し、バングラデシュの経済や社会の発展、より豊かな生活づくりに貢献していく。
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