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スパイ行為への対策として、フリーソフトウェア財団がオープンソースの活用を提案
Nicolas Raoul 曰く、 先日、米国家安全保障局(NSA)による「PRISM」と呼ばれる大規模なネット監視プロジェクトが明らかになりましたが、これに対してフリーソフトウェア財団(FSF)の執行役員ジョン・サリバン氏が、このような監視行為からプライバシを守るため、パブリッククラウドではなくオープンソースソフトウェアで構築されたプライベートクラウドの利用を提案しています(FSFのニュース記事)。氏曰く、
このような大規模なブライバシ侵害が想定されるのは、人々がローカルなデータやソフトウェアから、サードパーティのサーバやホスト型(ウェブ)アプリケーションへと移行する場合です。MicrosoftやFacebook、Googleなどのインターネット大手は、合衆国政府からのユーザーデータの要求を断ることができません。この問題を解決し、オンラインで情報を共有するためのより良く、より安全な方法があります。GNU MediaGoblin、StatusNet、Diaspora、pump.io、Tahoe-LAFS、FreedomBoxやSparkleShareなどが、より分権的な世界を作り出すことに努力しています。その世界でユーザーは、巨大で中央集権的であり、プライバシー侵害に晒されているサービスのソーシャル機能と利便性を享受しつつ、自分のデータとそれにアクセスするためのソフトウェアの両方への制御を保持できるのです。
サリバン氏が挙げたソフトウェアは個人利用向けのソフトウェアですが、企業利用ではGmailの代わりにZimbra、Dropboxの代わりにCmisSync、という選択肢もあります。
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