茨城県つくば市に理想科学工業の新開発拠点が竣工、約79億円を投資

2013年6月3日 19:21

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「理想開発センター」外観(画像:理想科学工業)

「理想開発センター」外観(画像:理想科学工業)[写真拡大]

  • 屋上に設置したソーラーパネルと半球型の太陽光自動追尾装置。自然光を屋内に取り込む(画像:理想科学工業)

 理想科学工業の新開発拠点「理想開発センター」(茨城県つくば市)が5月31日に竣工した。

 理想科学工業は、開発ポリシー『世界に類のないものを創る』のもと、これまでデジタル印刷機「リソグラフ」、高速カラープリンター「オルフィス」などの独自製品を開発してきた。「理想開発センター」は、これまで茨城県内4カ所に分散していた拠点を集約し、つくばエクスプレスの研究学園駅の南側に新たな開発拠点として設立したもの。地上7階建てで、延床面積は14,970平方メートル。投資額(土地・建物・設備)は約79億円。

 建物は2階から7階を吹き抜けとした開放感のあるアトリウムを中央に配し、7階には屋上庭園を備えている。フロアレイアウトは開発者の交流を促進する配置とした。組織の枠を越えて自由に交流できるコミュニケーションスペースを随所に設け、設計エリアには個々の作業スペースに加えて、開発者同士が意見交換を行うための共有スペースを設けた。また、事務スペースは開発テーマの進行に応じて最適な配置を取り入れられるよう、固定席を設けずフリーアドレスとしている。

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