抗生物質で加齢を抑制できる可能性

2013年5月31日 06:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 生物なら誰でも年齢を重ねていくが、スイス連邦工科大学の研究チームは、その加齢のシステムの持つ謎の解明に一歩近づいたらしい(AFPBBニュース)。

 研究チームはミトコンドリアを研究し、遺伝子発現の速度によって寿命に影響を与える3つの遺伝子から成るグループを発見した。これら遺伝子の発現率が50%少ないマウスは他のマウスより250日間ほど長く生きたという。次に実験対象を線虫に切り替え、抗生物質を投与して遺伝子作用を模倣したところ線虫の寿命を60%延ばすことに成功したという。

 チームは、抗生物質の使用でほ乳類の加齢を抑制できるかどうかの確証を得るためには、さらなる研究が必要と強調している。

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