JXエネルギー、中京圏初のガソリンスタンド一体型水素ステーションをオープン

2013年5月28日 12:42

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ガソリンスタンド計量機と並列設置された水素充填機(写真:JX日鉱日石エネルギー)

ガソリンスタンド計量機と並列設置された水素充填機(写真:JX日鉱日石エネルギー)[写真拡大]

 JX日鉱日石エネルギーは27日、中京圏で初めてとなる、ガソリン計量機と燃料電池自動車(FCV)への水素充填機を並列設置した水素供給拠点として、ENEOSサービスステーションDr.Drive神の倉店(運営店:株式会社JOMOネット)内に「神の倉水素ステーション」をオープンした。

 同水素ステーションは、今年4月に神奈川県海老名市に開所した「海老名中央水素ステーション」と同様、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と水素供給・利用技術研究組合(HySUT)の共同実証事業の一環として、市街地では初めてとなる70MPaの水素充填をガソリンスタンド敷地内で行うもの。

 同ステーションでは、ステーション内において水素製造装置によりLPガスから水素を製造し、蓄圧器(ボンベ)に貯蔵するオンサイト方式を採用した。また、ステーションの水素供給設備は「ダウンサイジング・省スペース化」「ローコスト化」を目指して新たに開発したパッケージ型設備となっており、今後水素ステーションの建設コスト低減につながることが期待される。

 JXエネルギーは水素ステーションの実証事業を通じ、全国に展開するENEOSサービスステーションのネットワークを活用した水素供給インフラ整備とビジネスモデルの構築に取り組んでいく。

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