メートル法への移行を求める請願に対する米国政府の回答「使いたければ使えばいい」

2013年5月25日 18:28

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記事提供元:スラド

米国で標準的に使われているヤードポンド法からメートル法への移行を求める請願が昨年12月にWe the Peopleで作成され、49,914人分の署名を集めたが、これに対する米国政府の回答は「使いたければ使えばいい」というものだった(We the Peopleの記事本家/.)。

政府の回答によると、米国は1875年のメートル条約に署名しており、1890年代以降は慣習的に使われているマイルやポンド、小さじといった単位はすべてメートル法で定義されているとのこと。1970年代からはすべての学校でメートル法を教えるようになり、1992年以降は消費者向けの製品にメートル法とヤードポンド法の両方が併記されるようになっている。また、メートル法を使用する政府機関もあるなど、メートル法とヤードポンド法は状況に応じて使い分けられているという。メートル法の使用を推奨するが、強制はしないというシステムなので、家庭でメートル法を使いたければ自由に使えばよいと述べている。 スラッシュドットのコメントを読む | 変なモノ | アメリカ合衆国 | 政府

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