関連記事
自衛隊法改正に理解をと小野寺防衛大臣
記事提供元:エコノミックニュース
小野寺五典防衛大臣は21日の記者会見で、邦人の陸上輸送を可能にするための自衛隊法改正が現状のままでは今国会での成立が厳しくなることについて「自衛隊として指示があれば、すぐに万全な対応がとれるように1日も早い成立をお願いしたい」と野党に理解と協力を求めた。
小野寺防衛大臣は「衆議院のほうでは安全保障委員会のほうで審議に入っていただけるよう努力している」と語り、「参議院のほうでも外交防衛委員会のほうで是非審議をしていただきたい」と要望した。
邦人の陸上輸送は海外での争乱などによる緊急時の邦人救出に航空機や船舶に加えて、車両での輸送を認めようというもので、今年1月のアルジェリアでの邦人人質事件を踏まえて対応することになった。対象の邦人も「家族、その他の関係者」と拡大し、自衛隊が紛争地に入り車両で邦人を陸上輸送するできるように法改正を行うもの。より、現実的な対応といえよう。
小野寺防衛大臣は「(アルジェア事件のように)いつ、いかなるときに、このような邦人に対する海外での事案が発生するか分からないので、(万一のときに)指示があれば、万全な対応をとれるように(しておく必要がある)」と早期成立の必要を強調した。(編集担当:森高龍二)
■関連記事
・いかなる事態にも生命と安全守る態勢とっている
・普天間返還は辺野古移転進捗状況に関わると防相
・憲法改正「9条」にどう向き合うか
・邦人保護 不測事態で武器使用研究も 防衛相
・邦人拘束事件 静かな環境で検証からと鈴木代表
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク