キユーピー、マヨネーズを約2～9％値上げ　食用油価格上昇で

　キユーピーは8日、2013年7月1日出荷分から家庭用マヨネーズ等の価格を約2～9％引き上げる価格改定を行うと発表した。

　マヨネーズは約4～9％、マヨネーズタイプは約2～4％、タルタルソース、サンドイッチスプレッドは約3％の値上げとなる。具体例として、「キユーピー マヨネーズ 500g」は旧価格357円から新価格382円に、「キユーピーハーフ 400g」は329円から342円に改定される。なお、キユーピーライト、キユーピーディフェおよびドレッシング各商品については価格を据え置く。

　キユーピーは2009年5月に、食用油価格の低下にともないマヨネーズの価格を約2～7％引き下げる価格改定を実施した。しかし、その後食用油価格は再度上昇しており、2013年1～3月は2009年5月に比べて約1.4倍もの価格になり、今後さらに上昇する見込みとなっている。

　また、食用油以外の原資材価格も上昇しており、キユーピーでは生産拠点の再編や製造工程の合理化等によるコスト吸収努力を重ねてきたが、現状の価格での販売は大変難しい環境となっているという。このため、同社は今回、食用油価格上昇分の一部を反映させ、家庭用マヨネーズ等の価格を引き上げる価格改定を実施する。

　同時に、キユーピーは、2013年7月1日出荷分から業務用マヨネーズ等の価格を約2～9％引き上げる価格改定を行うことも併せて発表した。