ドコモなど、タブレットを活用した料理スタイルの共同実験を実施

2013年4月19日 10:52

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 NTTドコモ、ABC Cooking Studio、NTTアイティ、インセクト・マイクロエージェンシーは、ABCの「ABC Cooking Studio plus international」(六本木・東京ミッドタウン)や男性向け料理スタジオ「ABC Cooking Studio +m」において、タブレットを活用した新たなレッスンスタイルの実現に向けた共同実験を、4月24日から9月30日まで実施する。

 今回実施する共同実験は、料理教室の講師が直接教える従来の形ではなく、タブレットに表示されるレッスン用映像の視聴とアシスタントによるサポートにより料理を学ぶというもの。

 参加者はABCが同実験用に制作したレッスン用映像を見ながら、自分の作業ペースに合わせて能動的に料理を学ぶことができる。また、レッスン用映像に他言語の字幕やナレーションを施すことで、講師の言語スキルを問わず、外国人参加者に対しても同レベルのレッスン内容を提供することが可能になる。

 同実験は、タブレットを活用した新たな料理スタイルの事業性と有用性の検証を目的に実施するもの。具体的には、ジェスチャーコントロール技術を利用し、料理中手が離せない状況でもタブレットに触れずにデジタルコンテンツを操作するユーザーインターフェースの開発・検証を行う。さらに、NTTアイティのひかりサイネージを利用し、遠隔地の料理スタジオや自宅へレッスン映像等のデジタルコンテンツを配信・運用する検証を行う。

 今後、タブレットを活用したレッスンスタイルにより、これまで特定のスタジオでしか受講できなかった限定レッスンが遠隔地のスタジオにおいても受講可能になる。また、出産や育児、転居等の理由で料理教室への通学が困難になる顧客へのサービスの継続提供、さらに講師の調理技術の習得が高いハードルとなる海外においてもスピーディーな店舗拡大が見込め、日本が誇る食文化などの料理レッスン事業のグローバル展開も可能になる。

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