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五洋建設と東亜建設、ベトナムで大型港湾土木工事を約130億円で受注
施工場所の位置図(画像:五洋建設)[写真拡大]
五洋建設は18日、東亜建設工業と建設共同企業体(JV)を編成し、ベトナム政府運輸交通省海事局からラックフェン港の建設土木工事を受注したと発表した。受注金額はJV総額で約130億円。2017年9月に竣工予定。同工事はラックフェン国際港建設事業の初弾工事にあたり、港湾用地の埋立、地盤改良、護岸建設を行うもの。
ベトナムの首都ハノイ市と北部海岸沿いの一帯には日系企業を含む多数の外国企業が進出しており、2つの主要港(ハイフォン港・カイラン港)が貨物物流を支えている。しかし、両港はこれ以上の拡張が大変困難な状況になっており、新たな港湾施設の建設が望まれていた。
今回建設が始まった「ラックフェン国際港建設事業」は、ハイフォン市東部に位置するカットハイ島に国際大水深港を建設すると共に、周辺インフラを整備するもので、日本・ベトナム両国による初のPPPプロジェクト。五洋建設と東亜建設のJVはこの内、円借款で整備するコンテナターミナルエリアの埋立・護岸の建設を施工する。
なお、五洋建設はベトナムにおいて、北部では「カイラン港拡張工事」「ハイフォン港改修工事」、南部では「SP-PSAチーバイ国際港Ⅰ期建設工事」「カイメップ・チーバイ浚渫(しゅんせつ)工事」「チーバイカーゴターミナル建設工事」など大型港湾工事の実績を有している。
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