日立造船、サウジアラビアで太陽熱発電用実証プラントの実証試験を開始

2013年4月17日 20:34

印刷

太陽熱発電用実証プラント(写真:日立造船)

太陽熱発電用実証プラント(写真:日立造船)[写真拡大]

 日立造船は、サウジアラビア海水淡水化公団の協力のもと、日立造船が開発した超低設置フレネル式太陽光集光装置(Hitz Super Low Profile Fresnel CSP、以下HSLPF)を用いた太陽熱発電用実証プラントの建設を進めてきたが、今回同プラントが完成し、実証試験を開始したと、17日発表した。同実証試験では、HSLPFの基本性能、日射変動による運転ノウハウ、設備の耐久性などを確認し、太陽熱発電プラントの建設に向けて基礎データの収集を行う。

 太陽熱発電は再生可能エネルギーの一つとして注目されており、太陽光を反射鏡により集熱管に集めて熱源とし、高温蒸気を生成して発電するもの。太陽熱発電の集光方式には日立造船が採用しているフレネル式の他にトラフ式、タワー式等がある。

 従来のフレネル式は平面または固定曲面形状の反射鏡を用いているが、HSLPFは太陽の位置に応じて適切に集光できるように角度と曲面が制御可能な反射鏡を用いており、フレネル式の課題である集光倍率が50倍以下であるのをトラフ式と同等の70倍以上に向上させた。また、集熱管を設置するのに必要な高さを大幅に低く抑えたことにより、フレネル式の利点である耐風強度やメンテナンス性をさらに向上させた。

関連記事