富士フイルム、九州の「フジタック」生産拠点に技術開発部門を新設

2013年4月12日 11:09

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 富士フイルムは12日、フラットパネルディスプレイ材料「フジタック」の主要生産拠点である富士フイルム九州に新たに技術開発部門を設置し、「フジタック」の生産技術開発体制を強化すると発表した。投資額は約20億円。フジタックの生産効率アップとさらなる品質向上、多品種対応に向けた生産技術開発を行うとともに、既存ラインへの設備投資を行う。

 液晶テレビは大画面化の進展とともに画面面積が年率2桁成長しており、今後も成長が見込まれている。また、タブレットPCやスマートフォン向けの中小型液晶パネルの需要が増えており、液晶パネルの生産に必要な「フジタック」の需要も安定的に伸びている。

 「フジタック」は現在、神奈川工場足柄サイト(神奈川県南足柄市)、富士フイルムオプトマテリアルズ(静岡県榛原郡吉田町)、富士フイルム九州の3拠点で生産されており、なかでも富士フイルム九州は生産能力全体の55%をカバーする主要拠点となっている。今回、「フジタック」の生産技術開発機能を富士フイルム九州にも設置することにより、多様化する顧客ニーズに迅速に対応する体制を構築する。

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