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トヨタなど、スマホやパソコンなどで操作できる節電ライフ支援システムを開発
単なる「見える化」機能のみのものから、太陽電池や燃料電池などを連動制御するもの、家電等との制御も実現したものまで、様々なバリエーションが市場に溢れているHEMS。メーカーも多岐にわたっており、住宅メーカーや電機メーカーなど、様々な企業が開発競争に挑んでいる。
こうした中、トヨタ<7203>とトヨタメディアサービスが、一般家庭における消費電力の監視と、エアコン等の家電の遠隔操作をスマートフォン、パソコンやタブレット端末から行える節電ライフ支援システム「H2V eneli(エイチツーブイ・エネリ)」を開発したと発表。4月27日からトヨタホームの新商品と合わせて販売を開始する。
「H2V eneli」は、家とトヨタスマートセンターをつなぐことにより、家全体の消費電力と特定の部屋・家電の消費電力、及び、太陽光発電を有する場合はその発電量と売電量を、いつでも、どこでもモニタリングできるシステムである。その特徴は、専用コントローラを家庭の分電盤の横に追加するだけという設置の容易さと、専用アダプタを設置することでエアコン、電気錠、床暖房、給湯器(湯はり)の遠隔操作を最大10台まで行うことができる点にある。また、「節電アドバイス」や「もうすぐ使いすぎ通知」など、メールによるコミュニケーション機能を充実。さらに、従来型の「H2V Manager」と同様、PHVやEV等を保有した際には、充電時間を深夜にシフトできるほか、電力消費が一定値を超えると、充電を一時中断するピークカット制御が可能となる。
今後は、自動車のナビゲーションシステムから、家の電気錠やエアコンの消し忘れ確認、家電の遠隔操作を行うサービスも計画しているという両社。家、家電、車の垣根が益々低くなる。今後どういった機能が付加されていくのか、期待の高まるところであろう。(編集担当:井畑学)
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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