兵庫県篠山市で2007年に発見された日本最古の哺乳類の化石、新属・新種と認められる

2013年3月30日 13:05

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記事提供元:スラド

rm -fr 曰く、 2007年に兵庫県篠山市で発見された日本最古の哺乳類(真獣類)の化石が新属・新種と認められ、研究成果が英王立協会紀要電子版に掲載された。学名は「Sasayamamylos kawaii(ササヤマミロス・カワイイ)」(論文概要人と自然の博物館のニュース記事神戸新聞NEXTの記事朝日新聞デジタルの記事MSN産経ニュースの記事)。

ササヤマミロス・カワイイは中生代白亜紀前期の地層、篠山層群下部層から2007~2008年の発掘調査で発見された。学名は、臼歯に特徴があることから地名の「sasayama」にギリシャ語で「臼」を示す「mylos」を加え、篠山市出身で兵庫県立 人と自然の博物館名誉館長の河合雅雄氏にちなんで「kawaii」と付けられたとのこと。篠山層群で発見された化石に学名が付けられるのは初めてだという。

 人と自然の博物館では、3月30日から6月30日まで、トピックス展「日本最古の真獣類化石ササヤマミロス・カワイイ展」を開催する。名前のせいで復元画が可愛いかどうかという点でも話題になっているが(Pouchの記事)、画家の小田隆氏が復元画の制作プロセスを公開している(鴉工房のブログ記事)。

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