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暴力的なビデオゲームによる影響の調査を含む銃犯罪対策法案、ビデオゲーム産業のロビー活動により頓挫
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 オーロラ、コロラド、ニュータウンなどアメリカ各所で多発している銃乱射事件。米Daily Newsによれぱ、2012年12月に小学校で26人を殺害した犯人は、表計算ソフトで暴力的なビデオゲームのスコアシートを作成して事細かに管理していたという。こうしたことから、犯人は映画やビデオゲームの暴力シーンなどの影響を強く受けた可能性があるともいわれている。
そのためオバマ大統領は1月16日の声明で、銃犯罪防止のための包括策を発表していた。その中には、暴力的なビデオゲームが若者の心に及ぼす影響についての研究を行うことも含まれていた。しかし、この研究に対する法案は、670億ドルの巨大産業に急成長しつつあるビデオゲーム産業によるロビー活動により頓挫しているようだ(本家/.)。
ビデオゲーム業界を代表するエンターテインメントソフトウェア協会(ESA)は、当初はオバマ大統領の声明に協力的な発言をしていたが、現在ではそのような調査は不要であると主張している。なお、ESAの昨年のロビー活動費用は500万ドルまで増えたとされている。
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