国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟が運用5周年

2013年3月15日 11:30

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記事提供元:sorae.jp

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  宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月13日、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の運用開始5周年を記念して、筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制室で記念式典を開催した。式典には野口聡一宇宙飛行士やJAXAの横山哲朗参与ら、約100名の関係者が参加した。

  「きぼう」は日本が開発したISS最大の実験棟で、アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルによって3回に分けて打ち上げられ、ISSに組み立てられた。最初の「船内保管室」は2008年3月11日に打ち上げられ、管制室はこれまで5年間に渡って24時間体制で「きぼう」の運用を続けている。

  今回の式典で野口聡一宇宙飛行士は「ここは宇宙に一番近い部屋。5年前から1日も絶えることなく宇宙と繋がっている。宇宙飛行士は、常に一心同体となって仕事をしている。それは5年前も、今も、5年後も変わらないと思う」と述べ、JAXA運用管制チームを称えた。

 ■「きぼう」が5周年を迎え、記念のセレモニーを開催しました
http://iss.jaxa.jp/kibo/archive/2013/03/1303_kibo_5th_anniv.html

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