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【銘柄診断】アミューズメント運営のアドアーズ、Jトラストと連携強化、株価に動意
<業績&株価分析>
アミューズメント施設運営のアドアーズ <4712> (JQS)の株価が足元で動意を見せている。
アミューズメント施設運営、商業施設の設計・施工事業、不動産事業を展開し、筆頭株主のJトラスト<8508>との連携を強化している。2月18日には、Jトラストの子会社であるキーノート(戸建て分譲を中心とする不動産事業)およびブレイク(アミューズメント景品開発・卸事業)を株式交換によって子会社化すると発表した。Jトラストグループ内で不動産事業およびアミューズメント事業の中核を担う模様だ。
今期(13年3月期)業績(非連結)見通しについては、11月7日に減額修正して売上高が前期比8.5%減の200億円、営業利益が同60.1%減の4億円、経常利益が同67.8%減の3億円、純利益が同85.9%減の1億30百万円としている。前期に14店舗を閉鎖したことに加えて、震災後の節約志向や天候不順の影響などで減収減益の見込みとしている。顧客注目度の高い新マシンを投入するが、事業環境は引き続き厳しいとしている。なお会社リリースによる月次売上動向を見ると、13年1月のアミューズメント施設既存店売上高(前年比、速報値)は90.3%だった。消費単価の伸び悩みが続いている模様だ。
ただし、足元では景況感や消費者マインドが改善傾向を強めているうえに、Jトラストグループ内の連携強化やシナジー効果も期待され、来期(14年3月期)の収益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、概ね70円~80円近辺のレンジでモミ合う展開だったが、3月11日に86円まで上昇して動意を見せている。今期業績悪化を織り込み、来期業績改善を期待する動きのようだ。週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して下値固めが完了した形だろう。また日足チャートで見ると12年12月4日の85円、13年1月28日の86円、そして3月11日の86円が並ぶ形だけに、これを突破すればボックスレンジ上放れの形となって先高観が強まりそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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