OKI、インドネシア民間最大手銀行より紙幣還流型ATMを受注

2013年3月7日 14:05

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BCAで使用される「ATM-Recycler G7」(写真:OKI)

BCAで使用される「ATM-Recycler G7」(写真:OKI)[写真拡大]

 沖電気工業(OKI)は6日、インドネシアの民間最大手銀行PT Bank Central Asia Tbk(BCA)より、紙幣還流型ATM(現金自動預け払い機)「ATM-Recycler G7」を受注したと発表した。2013年8月より順次各店舗への設置が計画されている。なお、東南アジアの銀行へのATM導入はOKIとして初めてとなる。

 OKIは、昨年のロシアに続きインドネシアでの実績ができたことで、今後さらにATM海外展開を加速し、新興国を中心に成長が続くグローバルATM市場でシェア40%を目指す。

 経済成長を続けるインドネシアは、CD機(出金専用機)とATMの設置台数が2011年に約5万台と東南アジア最大規模で、今後も経済成長に伴い2015年には約8万台へと大きな成長が見込まれている。OKIは、今回のBCAへの導入実績を活かし、他の金融機関へも販売活動を進め、インドネシアをはじめ東南アジアのATM市場でシェア拡大を目指す。

 OKIの「ATM-Recycler G7」は世界戦略機種として2010年より販売され、中国で紙幣還流型ATMのシェアトップを獲得するなど、着実な納入実績を重ねている。128金種におよぶ複数国紙幣を1台で取り扱うことができ、入金紙幣を出金に利用する紙幣還流型のATMであるため、CD機や非還流型の入出金ATMに比べて紙幣管理・運用管理の効率化に大きく貢献する。

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