2050年には地球温暖化により屋外での労働能力が低下する可能性

2013年3月1日 17:39

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 ロボットが仕事を盗んでいると批判されることがあるが、実はそれはいいことではないだろうか。約35年後の地球は暑すぎてロボットがしているような仕事は誰もやりたがらないだろうから(MOTHERBOARDNOAAAFPBBNEWS本家/.)。

 米国時間で24日、米国海洋大気局(NOAA)は、地球温暖化による気温上昇により、屋外作業の生産性に大きな影響が出るという研究論文をNatureに発表した。この論文は、気温や湿度の上昇が屋外労働にどのような影響を与えるかシミュレーションしたもの。それによれば、2050年には気温が1.4~1.7度、湿度が11%上昇するという。

 直近の10年間の調査では、記録上では気温が高い月の労働能力は10%減少しているそうだ。しかしこの論文によれば、オーストラリア北部や東南アジアなどでは、農業従事者、建設作業員、兵士といった屋外労働者の労働能力について、2050年には20%も低下する可能性があるとしている。

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