村田製作所、東京電波を株式交換により完全子会社化へ

2013年2月13日 18:22

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 村田製作所と東京電波は13日、本日開催のそれぞれの取締役会において、村田製作所を株式交換完全親会社とし、東京電波を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、本日両社の間で株式交換契約を締結したと発表した。

 株式の割当比率については、東京電波の普通株式1株に対して村田製作所の普通株式0.10株を割当て交付する。同株式交換により、村田製作所の持分法適用関連会社である東京電波は村田製作所の完全子会社となる予定。なお、同株式交換の効力発生日(2013年8月1日予定)に先立ち、東京電波の普通株式は東京証券取引所市場第一部において、2013年7月29日付で上場廃止となる予定。

 これまでも、東京電波は村田製作所の持分法適用関連会社として一定の協力関係にはあったものの、現下の厳しい経済環境を乗り切るためには、東京電波が村田製作所と一体となって情報を共有し、充分かつ機動的な生産能力を確保するとともに、村田製作所の特に海外販売網との垂直統合を進め、必要人員・資金を確保して最先端の研究開発を続けていく必要があった。そのためには、開発・生産・販売・マーケティング・経営管理等、両社が持つ経営資源の最大限の活用と経営判断の迅速化を可能とする強固な体制を構築することが不可欠であり、村田製作所による東京電波の完全子会社化が最適との判断に至った。

 今回の株式交換により、村田製作所では電子部品のキーパーツである水晶デバイスに関する製品、技術を得ることでさらに電子部品のラインアップを充実させることができ、一方東京電波は水晶デバイスの開発、生産、販売について強力に推進できる体制が構築されることになり、事業シナジーにより両社の企業価値向上に大きく寄与することになる。

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