王子HDが宮崎県でバイオマス発電事業、約85億円を投資

2013年2月13日 12:49

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 王子ホールディングス(HD)は12日、同社の100%子会社である王子グリーンリソースが、宮崎県日南市に発電事業を目的とするバイオマスボイラーを設置することを決定したと発表した。稼動時期は2015年3月を予定している。発電能力は25MW。投資額は約85億円。

 王子グループは、グループ資源を活用した資源環境ビジネスの一層の拡大を目指しており、発電事業をその大きな柱の一つと考えている。今回設置するバイオマスボイラーでは、豊富な森林資源を有する宮崎県を中心とした九州中南部地域の山林未利用材を主な燃料として利用する予定であり、発電した電気は全量外部へ販売する計画。燃料の集荷には、同社グループの社有林や木材生産拠点、同地区における長年の製紙原料集荷の経験を活用する。

 また、間伐材などの未利用資源をバイオマスボイラーによる発電に活用することにより、国土保全、水源涵養、二酸化炭素吸収など、様々な機能を持つ森林の整備を促進するとともに、森林資源の総合的な利用を図ることで地域林業の活性化にも貢献していく。

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