カイコガが操縦するロボット

2013年2月12日 14:20

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、  The Voice of Russiaによると、東京大学 先端科学技術研究センターの研究グループが「カイコガが操縦するロボット」を開発したという。

 この研究の論文はBioinspiration & Biomimetics誌に掲載され、同誌を出版するIOP PublishingのニュースWIREDの記事でも取り上げられているが、このロボットは内部に取り付けられたポリスチレン製のボールを使って操縦できるようになっているという。このロボットには外部からフェロモンを含んだ空気を取り入れられるようにファンが設置されており、風洞の中にカイコガを乗せたロボットとカイコガの好むフェロモンを設置したところ、カイコガはロボットを操作してフェロモンのところにたどり着くことができたという。ボールの動きとロボットの動きがややずれるように設定したり、カイコガの動きとロボットの反応に時間差があるように設定した場合でもカイコガはフェロモンの場所に無事たどりつけたという。

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