パナソニック、マレーシア工場でHIT太陽電池の出荷を開始

2013年2月7日 16:41

印刷

 パナソニックは7日、昨年12月13日に生産を開始した太陽電池の生産拠点であるマレーシア新工場から、発電量トップクラスのHIT太陽電池を本日より出荷開始すると発表した。日本をはじめとする市場の旺盛な需要に対応する。

 マレーシア新工場は、パナソニックとしては初めてウエハから、セル、モジュールまでの一貫生産体制を構築し、輸送費用の削減、現地部材の活用等により、コスト競争力の更なる強化を図る。

 パナソニックはこれまで、HIT太陽電池セルの生産を二色の浜、島根の2工場、モジュールの生産を二色の浜、滋賀、ハンガリーの3工場で行っており、セル、モジュールそれぞれの年間生産能力は600MW。マレーシア新工場の年間生産能力は300MWで、これによりパナソニックの生産能力は現在の1.5倍にあたる900MWへ拡大する。

 今後は従来のモジュール販売に加え、パワコン、蓄電池等を組み合わせたソリューションの提案を強化し、幅広い顧客のニーズに対応していく。

関連記事