NASA衛星写真、中国の大気汚染の深刻さを伝える

2013年1月17日 11:20

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 NASA の人工衛星 Terra が撮影した衛星写真が、北京市を始めとする中国の都市における大気汚染が極めて深刻な状態にあることを映し出している。14 日に中国の北東地域を捉えた写真からは、北京市が光化学スモッグによる灰色の厚い霧に覆われているのが分かる (The Washington Post の記事本家 /. 記事より) 。

 また同日、北京市内にある米大使館が空気中に含まれる大気汚物質の濃度を測定したところ、喘息や肺癌など深刻な健康被害をもたらす微小粒子状物質 PM2.5 の濃度が 1 立方メートル当たり 291 マイクログラムであったとのこと。一方、世界保健機構の示す環境基準値は 1 立方メートル当たり 25 マイクログラムとなっている。

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