シャープ、住宅用定置型リチウムイオン蓄電池システムを発売

2013年1月16日 19:27

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住宅用定置型蓄電池システムの設置イメージ(写真:シャープ)

住宅用定置型蓄電池システムの設置イメージ(写真:シャープ)[写真拡大]

  • 住宅用定置型リチウムイオン蓄電池システム(写真:シャープ)

 シャープは16日、長期間使用しても劣化による電池容量の低下が少なく、非常時にも安心して使用できる住宅用定置型リチウムイオン蓄電池システム2機種を発売すると発表した。

 一般的にリチウムイオン蓄電池は充放電を繰り返すことで電池容量が低下する特性がある。同システムは、満充放電を8,000回繰り返しても初期の70%以上の容量を維持する高性能リチウムイオン蓄電池セルを搭載し、長期間安定して運転できることが特長。

 同システムは太陽光発電システムと連携し、停電時は夜間や雨天でも日中に充電した電力を使用することが可能。また、曇天時など発電量が消費電力量を下回る場合も、同システムが不足する電力を補うことで過負荷による太陽光発電システムの運転停止を防ぐことができる。さらに、平常時は安価な深夜電力で充電し、割高な日中の買電量を抑える「経済性モード」を搭載し、電気代の節約が図れる。

 加えて、電力見える化システム(HEMS)と連携し、HEMS専用タブレット端末を使って蓄電池残量に応じた家電機器の使用可能時間を確認することが可能。

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