MicrosoftはWebKitに移行すべきか

2013年1月14日 13:29

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記事提供元:スラド

先日、Microsoft MVPのBill Reiss氏が自身のブログで Internet Explorer(IE)をWebKitベースに移行することを提案したが、否定的な意見が多かったようで、のちに間違いだったことを認めている(Bill Reiss' Development Blogの記事Bill Reiss' Development Blogの記事 2BYTEの記事Glazblogの記事本家/.)。

Net Applicationsのデータによればデスクトップ向けWebブラウザーとしてはトップシェアを維持し続けているIEだが、モバイル向けWebブラウザーではSafariやGoogle Chrome、Android標準ブラウザーなどWebKitベースのブラウザーが主流となっている。実際のところ、IEのWebKit移行には多くのメリットもあるが、移行すべきでない理由もある。たとえば、WebGLにはセキュリティー上の問題があるとしてMicrosoftはIEへの導入を見送っている。しかし、WebKitに移行すると、このような決定や変更をMicrosoftが自由に行えなくなり、セキュリティーが低下する可能性がある。また、モバイル開発者がWeb標準ではなくWebKitをターゲットにするようなことにならないよう、競争を維持する必要もあるとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース | Chrome | マイクロソフト | インターネットエクスプローラ | Safari | インターネット

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