関連記事
Windows RT、jailbreakされる
taraiok 曰く、 ARM版のWindowsであるWindows RTでは、OfficeなどのようにストアからダウンロードされたMicrosoftの署名があるアプリケーションしか実行できない仕様になっている。この制限を突破し、任意のアプリケーションを実行させる「脱獄(jailbreak)」に成功したことが報じられている(EXTREMETECH、Clokr氏のブログ、The Verge、本家/.)。
。今回の脱獄成功は長い間存在していたWindowsカーネルの脆弱性を付く形で行われた。ハッキングを行ったClokr氏のブログによれば、Windowsにおいてアプリケーションを実行する際のセキュリティレベルには「Unsigned(0)」、「Authenticode(4)」、「Microsoft(8)」、「Windows(12)」の4種類が用意されており、一般的なWindowsではデフォルトでは「0」が設定されているという。いっぽうWindows RTではこれが「8」にハードコーディングされているため、署名付きのアプリケーションしか実行できないということだったそうだ。
そこで、カーネルの脆弱性を利用してこの値を「0」に変更することで任意のアプリケーション実行を可能にしたという。なお、現時点ではARM用にコンパイルされたコードのみが実行可能だそうだ。
スラッシュドットのコメントを読む | Windows
関連ストーリー:
Microsoftの「Surface」の売り上げ、目標の100万台に届かず 2012年12月07日
Windowsストアで認定に合格できなかったアプリは修正が困難? 2012年10月27日
米国でDVDリッピングやゲーム機、タブレットのJailbreak脱獄は違法という方針に 2012年10月26日
EFF、あらゆるデバイスに対し脱獄合法化を要求 2011年12月09日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク