自動運転カーの交通違反の範囲は?

2012年12月27日 10:20

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記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

  New Scientist の記事にて自動運転カーと現在の法律について問題が提起されている (本家 /. 記事より) 。

 米国ではカリフォルニア州で 2013 年から行動での自動運転カーの走行が許可されるなど少しずつ認可が広がってきている。テクノロジーの発展に法律が追いつかないのは世の常だが、自動運転カーの場合はどうだろうか。

 カリフォルニア州の法律では走行には運転手の同乗が義務づけられているが、乗っている「運転手」はどれだけ注意を払っているべきなのだろうか? 運転しているのと同様にハンドルに手をかけ、道路や周囲に目を配らせるべきなのだろうか? 携帯を操作したり新聞を読んだりしていいものなのだろうか? では、飲酒に関してはどうだろうか?

 自動運転カーが許可されているネバダ州では、自動運転カーに運転を指示する人が「運転者」となる。通常の場合の運転と違い、自動運転カーの「運転者」は携帯電話でメールすることは許されている。ただし飲酒は許されておらず、これは運転者である限り自動運転カーが「自動駐車」してる間にも適用されるとのこと。このような問題は単に法律の域に収まらず、技術的な問題でもあると New Scientist の記事は指摘する。現時点の自動運転カーはコンピュータと人が力を合わせて成り立つシステムであるが、将来的にはより「自動化」することが予想される。

 そこまで技術が成熟するにはしばらくの時間がかかりそうだが、それまでに万が一があったときの責任の所在や違反があった場合の対処など、答えを出すべき問題は数多くある。

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