住友商事とウィザス、デジタル教育サービス事業で提携

2012年12月21日 14:09

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オンラインでの授業風景(画像:住友商事)

オンラインでの授業風景(画像:住友商事)[写真拡大]

 ウィザスと住友商事は21日、ウィザスが今年10月1日に設立したグローバルゲートインスティテュート(GGI)を通じてデジタル教育サービス事業を共同で行うことに合意したと発表した。今回住友商事はGGIの第三者割当増資に応じることになる。

 GGIは、世界で活躍できるグローバル人材の育成を目的に設立され、ICTを駆使し英語コミュニケーション能力や異文化理解力、多様な能力開発を可能とする高品質なサービスを展開していく。

 具体的には、いつどこにいても授業が受講可能となるインターネット・テレビ会議機能や受講生の学習履歴管理データベース機能、さらには学習促進メカニズムを取り込んだ総合学習プラットフォームを開発し、全国の学習塾をはじめとする教育関連企業・団体とのパートナシップを通じてサービスを提供する。

 ウィザスグループが保有する様々な教育コンテンツや住友商事が従来実施してきた米国公立学校教師を活用したオンライン英会話「Real Teachers」を同学習プラットフォーム上で提供していく予定。また法人からのニーズに応え、同プラットフォームの機能的提供(ASP)も実施していく。

 ウィザスと住友商事は、住友商事のオンライン英会話「Real Teachers」をウィザス傘下の学習塾である第一ゼミナールの小学生約1000人に提供するなど以前より協業関係にあったが、現在グローバル人材の育成強化が急務であるとの認識が高まってきていること、ならびにタブレット端末の普及が急速に進みデジタル教育市場の拡大が見込まれていることなどから、今回広範なデジタル教育サービス事業での提携合意に至った。

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