中国、トルコの地球観測衛星を打ち上げ

2012年12月20日 19:00

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記事提供元:sorae.jp

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  中国航天科技集団公司は北京時間12月19日0時13分(日本時間1時13分)、甘粛省の酒泉衛星発射センターから、トルコの地球観測衛星「Gokturk 2」を載せた「長征2号丁」(Long March 2D)ロケットを打ち上げた。

  打ち上げられたロケットは順調に飛行し、衛星を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

  「Gokturk 2」はトルコ宇宙技術研究機構が開発した地球観測衛星で、重さ約400kg。「Gokturk 2」の観測データはトルコ国内の資源調査、災害観測、都市計画、水資源の管理などに使用される予定だという。

  今回の打ち上げは、2011年5月の中国航天科技集団公司とトルコ宇宙技術研究機構との契約に基づき、実施されている。

  これで、中国は2012年に予定されていた19回の打ち上げを全て成功させ、また、昨年に引き続き、アメリカの2012年の年間打ち上げ記録を抜き、ロシアに次いで2位となる見通し。

  なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって174回目の打ち上げだった。

 ■我国成功発射土耳其GK-2地球観測衛星
http://www.spacechina.com/n25/n144/n206/n214/c325050/content.html

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