【アナリストの眼】松田産業株価、底打ち感強まる、来期収益に期待の芽

2012年12月20日 09:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  松田産業 <7456> は貴金属リサイクル事業を主力として、食品関連事業も展開している。株価は底打ち感を強めており、出直り展開が期待されそうだ。

  今期(13年3月期)連結業績見通しについては11月5日に減額修正を発表し、売上高が前期比9.4%減、営業利益が同38.6%減、経常利益が同36.0%減、純利益が同34.4%減としている。半導体・電子部品業界の生産低迷の影響で主力の貴金属関連事業が低調なことに加えて、食品関連事業では市況悪化の影響がマイナス要因となる。

  足元の事業環境は厳しいが、新内閣の円高修正政策などを受けて半導体・電子部品業界の生産が回復傾向になれば、来期(14年3月期)の収益改善が期待されるだろう。

  なお自己株式取得(取得株式総数の上限8万株、取得価額の上限1億円、取得期間11月13日~12月20日)については、11月30日時点で累計8万株を取得して終了した。

  株価の動きを見ると、軟調展開が続いて11月9日と12日には年初来安値となる993円まで調整した。しかし足元では1050円近辺まで戻して底打ち感を強めている。自己株式取得が支援材料となり、今期の業績悪化を織り込んで来期(14年3月期)の収益改善を期待する動きだろう。12月19日の終値1052円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS100円78銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1490円19銭で算出)は0.7倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して強基調へ転換の兆しを見せている。また週足チャートで見ても、抵抗線だった13週移動平均線を回復して底打ち感を強めている。今期業績悪化は織り込んだと考えられ、26週移動平均線も突破すればトレンド好転が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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