南極の氷の下に閉じ込められた湖に生物がいるかを探索するプロジェクト、いよいよ掘削作業開始

2012年12月17日 11:40

印刷

記事提供元:スラド

 danceman 曰く、

 イギリスの調査チームが、氷河の下に 50 万年も閉じ込められたままの南極のエルスワース湖を覆う氷の層を掘削する作業を開始したとのこと。エルスワース湖は 3 km にも及ぶ分厚い氷の下にあるため、光の全く届かない真っ暗闇にあり、高い圧力がかかっている。長いことこうした極限状態が保たれた環境に生命があるのかを探索することになる (BBC News 記事本家 /. 記事より) 。

 摂氏 90 ℃の殺菌された水を使った熱水ドリルで氷に穴を掘っていく作業は 5 日間で終わる予定であり、水が再凍結するまえに素早くサンプルの採取することになる。計画通りに掘削作業が進めば、来週には結果報告されることになるだろうとのこと。エルスワース湖の極限環境で生物が発見されれば、木星の衛星「エウロパ」のような世界でも地球外生命が存在する可能性に繋がることになる。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事