光学迷彩、ついに実用化?

2012年12月13日 19:14

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記事提供元:スラド

bikeman 曰く、  ねとらぼによると、カナダ企業が光学迷彩技術「Quantum Stealth」を実用化したらしい。

 この技術は「Quantum Stealth」(量子ステルス)と呼ばれ、光を屈曲させて人や物を透明に見せると開発元のHyperstealth Biotechnologyは述べている。対象物を目に見えないようにするだけではなく、赤外線スコープやサーマルビジョンでも見えなくし、影もなくすという。

 とのことで原理は不明だが、画像を見る限りどうやら本物のようだ。さっそく買ってみたい人もいるかもしれないが、軍事向け技術と言うことで当面はQuantum Stealthを一般向けに提供することはないという。残念。

 原理は不明といっても既存の技術を応用していると考え、以下のように仕組みを想像してみた。たぶん、テレビ石を応用したものと見た。

 テレビ石は縦に長い結晶が並んでいて、端から端まで光ファイバーのように光を伝搬するため、背後の光景が表面に写っているように見える。そこで、光ファイバーと球体レンズを用意する。球体レンズの直径で、解像度が決まる。見た目だけ、背後のパターンを見せるなら、1センチくらいの直径で十分だと思う。これを光ファイバーの両端につけて100X100を布の表面に並べる。球体レンズが集光した光が反対側の球体レンズに投影される。合計1万本の光ファイバーが必要になるが、これを束ねて、2枚のレンズ布の間に人が入れるようにすれば良い。

 作れるかな?

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