東芝、世界最高変換効率のモジュールを採用した住宅用太陽光発電システムを発売

2012年12月5日 18:01

印刷

設置イメージ図(画像:東芝)

設置イメージ図(画像:東芝)[写真拡大]

 東芝は5日、住宅用太陽電池として世界最高となる最大モジュール変換効率20.1%を実現した250Wのモジュールを採用した住宅用太陽光発電システムを、12月17日から発売すると発表した。

 新製品は、米サンパワー社の世界最高変換を実現した250Wの太陽電池モジュールを採用している。同モジュールは東芝が日本市場において独占契約している製品。面積あたりの発電量が多いため設置面積の省スペース化が図れ、同じ面積の屋根に設置した場合、一般的な発電効率の太陽電池モジュールに比べ年間約50%も多くの発電量が得られる。

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が太陽光発電の技術開発指針として2009年10月に公表した「太陽光発電ロードマップ(PV2030+)」では、実用モジュールのモジュール変換効率20%の実現時期を2020年としている。今回採用した250Wのモジュールは既にその水準に達した製品となる。

 今年7月から再生可能エネルギーの普及・拡大を目的に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が始まり、国内市場では住宅用太陽光のニーズが一層高まっている。東芝は今後も積極的に住宅用太陽光発電システムの開発及び拡販を図り、2015年度に国内シェア15%を目指す。

関連記事