三井物産が太陽光発電事業で復興支援、宮城県東松島市にメガソーラーを建設

2012年12月4日 13:57

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東松島市に建設されるメガソーラーの完成予想図(画像:三井物産)

東松島市に建設されるメガソーラーの完成予想図(画像:三井物産)[写真拡大]

  • 公共施設の駐車場スペースに設置されるカーポート屋根置き型太陽光発電設備のイメージ(画像:三井物産)

 三井物産は4日、宮城県東松島市と公有財産賃貸借契約ならびに災害時に係わる覚書を締結し、被災地に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設するとともに、防災拠点となる公共施設にカーポート屋根置き型太陽光発電設備を設置すると発表した。総投資額は約12.4億円。

 今回の太陽光発電事業は、企業活動を通じて東日本大震災により甚大な被害を受けた宮城県東松島市の復興を支援するもの。東松島市は、浸水により居住が困難となった野蒜地区沿岸部を中心にした「MATSUSHIMA自然エネルギーパーク」構想や、公共避難所における自立避難生活機能向上を掲げており、三井物産の太陽光発電事業は同構想の実現に向けた先駆けとなる案件。

 三井物産が建設するメガソーラーはモジュール設置容量3,581kWの規模で、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の沿岸部の土地(47,000m2)に設置する。また、同市防災拠点となる公共施設3箇所の駐車場スペースには、災害時の非常用電源にも使用可能なモジュール設備容量270kWのカーポート型を設置する。

 メガソーラーは2013年1月中の着工予定で、2013年10月中の運転開始を予定しており、カーポート型は2013年1月中の着工予定で、2013年3月中の運転開始を目指す。

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