富士電機が太陽光発電事業へ参入、自社工場敷地内にメガソーラー

2012年12月3日 17:56

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 富士電機は3日、同社工場敷地内にメガソーラー発電施設を建設し、太陽光発電事業を開始すると発表した。建設地は同社山梨製作所内の未利用地(山梨県南アルプス市)で、合計出力は2MWとなる。2013年4月の稼働開始を予定している。

 今回建設する発電施設は、富士電機の100%子会社である富士グリーンパワーが事業主となり、富士電機のEPCエンジニアリングで建設する。発電した電力は固定価格買取制度に基づき、発電分全量を東京電力へ売電する。

 同社は経営方針に「エネルギー関連事業」の拡大を掲げ、メガソーラーにおいてもパワーコンディショナーなど高効率のパワーエレクトロニクス機器を中心に事業展開してきたが、今回新たに太陽光発電事業への参入を決定した。

 新設するメガソーラー発電施設には同社の最新パワーエレクトロニクス製品を適用する。製品の技術・品質評価や設備建設、施工技術の実証の場として活用し、技術力の強化を図り、発電設備の設計・調達・施工までトータルで行うEPC事業を拡大していく。

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