【近況リポート】川崎近海汽船:積極的船隊整備が進む、下期後半から戦力大幅アップ

2012年11月28日 22:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

川崎近海汽船<9179>(東2)は、来期以降を踏まえた積極的に船隊整備が進み、近海・内航部門ともに戦略的船隊編成が実現、効率配船など運用施策と相まって一段と戦力が強化される。

川崎近海汽船<9179>(東2)は、来期以降を踏まえた積極的に船隊整備が進み、近海・内航部門ともに戦略的船隊編成が実現、効率配船など運用施策と相まって一段と戦力が強化される。[写真拡大]

■内航部門、定期・不定期とも専用船輸送量確保、フェリー新船投入効果大

  川崎近海汽船 <9179> (東2)は、来期以降を踏まえた積極的に船隊整備が進み、近海・内航部門ともに戦略的船隊編成が実現、効率配船など運用施策と相まって一段と戦力が強化される。

  基本的には、新造船により現有の経年稼動船舶の入替えを実施し、規模増大による積載能力のアップ並びに新技術の導入による効率船運航に重点を置いて戦力アップを図る。今期就航した2隻に加え、来年7月までに就航予定の新造船は10隻であり、現段階では就航時期は未定だが、その後2隻投入が計画されている。。

  近海部門では、一般貨物船「オセアニアクイーン」12,000型を6月に就航させたが、今後、来春には同社所属の船としては大型船となる25,000型2隻を2月、5月に、また6月に28,000型2隻、合せて4隻(うち社有1隻)を投入することが決まっている。

  内航部門では4月に就航し今期業績に寄与している旅客フェリー「シルバープリンセス」10,500型に次いで10月にRORO船「ほっかいどう丸」(11,000型)が進水、年明けには、石炭専用船「やまさくら」(1月)、旅客フェリー「シルバーエイト」(7月)の2隻が就航する予定である。

■旗艦:4代目「ほっかいどう丸」、経済性重視の最新鋭省エネ船進水

  RORO船「ほっかいどう丸」は、76年に東京/苫小牧航路(当時貨物フェリー)に初代船就航以来4代目となる。新船は新型電子制御エンジンを採用したのをはじめ、環境への配慮や、経済性を重視した最新鋭の省エネ船で、来春2月北海道・関東間の物流大動脈、苫小牧/常陸那珂航路に同社のフラッグシップとして就航する。

  また、90年就航の旅客フェリー「べが」(6,698トン)に替え、来年夏に就航する新造船「シルバーエイト」(認可申請中)を投入する。今春就航した「シルバープリンセス」に次ぐ注目の旅客フェリーで、従来の「ベが」に比べ、旅客定員600名は変わらないが、積載能力は乗用車30台と5割増とするなど、総トン数で4割強大型化したスペースを生かし、”やすらぎ”と”だんらん”をコンセプトに、全席指定のゆとりあるスペース、和の味わいを基調とした落ち着きのあるシックな空間を演出するほか、シルバープリンセスで喜ばれている女性専用2室(和室・40名)、展望浴室、ベビールームなどを設備した。

■下期、内航船好調維持を見込む。近海も新船投入効果など上ぶれ期待も

  13年3月期第2四半期連結業績は、特に近海部門の厳しい環境が影響したが、内航部門が堅調に推移し増収となり、営業利益は第1四半期損失を第2四半期1,099百万円の利益カバーし大幅増益であった。

  好調な内海部門は、不定期船・定期船ともに専用船による安定した輸送を確保し、フェリー輸送も新船投入で積載能力が向上し、トラック、旅客、乗用車とも輸送量が増加した。

  下期も内航部門が上期後半以上の業績向上が期待される。同社は、近海部門は、昨今の環境変化などを厳しく捉え、控え目に予測し売上高41,800百万円と増収ながら、営業減益を見込んだ期初見込みを据え置いた。

  上期後半から近海部門も復路での積荷増、経路選択運行などで運送量が回復傾向にあり、新造船投入効果など今後の推移次第では上ぶれ期待がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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