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アップル vs サムスンの特許訴訟でLGに恩恵 - iPadのディスプレイ供給シェア73%に急拡大(2/2)
アップルとサムスンの特許紛争を背景に、LGディスプレイのiPad向けディスプレイ供給シェアが急拡大している。[写真拡大]
また、最近アップルが廉価版タブレットPCの市場を攻略するために発売した、アップル初の7インチタブレットPC「iPad mini」に使用されている7.9インチLCDパネルは、10月に224万台が出荷され、約77.7%を占める174万台がLGディスプレイの製品であることがわかった。残り50万台(22.3%)は台湾AU Optronicsの製品だが、大部分はLGディスプレイに頼っていることになる。
9.7インチと7.9インチLCDパネルはiPadシリーズだけに使われているものだが、これら2つの製品を含むアップルの全タブレットPCに使われているLCDパネルも、LGディスプレイの製品が73.4%を占めており、サムスンの製品はわずか5.2%だ。
これについて業界では、アップルとサムスン電子の特許訴訟が激化する中、アップルが主要製品の核心部品を供給してきたサムスン電子に対する依存度を低め、部品供給先を多角化しようという試みに出た結果だと分析している。
また、LCDパネルの場合、アップルの厳格な品質基準を満たしながら適時に製品を供給する生産能力を充分に備えている業者が少ないことも、LGディスプレイが集中的に恩恵を受けている理由の一つだ。
アップルとサムスン電子の特許訴訟により減少したサムスン電子の部品供給量分を、LGがそっくりそのまま反射利益として受けることになり、サムスンと鎬を削ってきたLG電子としてはこの上なく嬉しい状況だ。
LGディスプレイは、アップルへの供給量増加に伴い、全体的なタブレットPC用LCDパネル市場のシェア拡大も目立ってきている。3月には23.0%(173万6000台)止まりだったLGディスプレイのシェアは、10月に40.0%(748万3000台)へと 2倍に増えた。
一方、LGディスプレイと1、2位を争ってきたサムスンのディスプレイは、アップルへの供給量が激減する中、同期間のシェアが41.2%(311万6000台)から21.9%(410万5000台)へと半減した。
10月の全世界のタブレットPC用 LCDパネルの出荷量は1871万台で、昨年同月(955万台)より95.9%増加している。
また、今年 1~10月の累積出荷量は1億2273万3000台で、今年の全世界のタブレットPC販売展望値である1億2000万台を既に超えており、この内、アップルのタブレットPCの市場シェアは3分期(7~9月)で50.4%と、半数以上を占めている。(翻訳:中川)
※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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