日本マイクロソフト、コラボレーション製品群をパートナークラウドで提供開始

2012年11月27日 17:25

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 日本マイクロソフトは27日、NTTコミュニケーションズ、NEC、日本ヒューレット・パッカード、日立システムズ、富士通の5社と「Partner Hosted Productivity Cloud」(PHPC)の契約を締結し、2012年11月末より順次、マイクロソフトのメール&コラボレーション製品群のクラウドサービスを、各社の国内データセンターから顧客に提供開始すると発表した。

 PHPCは、Microsoft Windows Server、Microsoft System Center、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Server、Microsoft Lync Serverを中心としたマイクロソフト製品を、パートナー企業が各社のデータセンターで運用し、顧客にプライベートクラウドサービスとして提供するものであり、マイクロソフトがパートナー企業と連携して顧客に提供するITシステム利用の多様な選択肢の1つ。

 日本マイクロソフトは、グローバルに展開するサービスとして、マイクロソフトのデータセンターからメールおよびコラボレーション機能をパブリッククラウドサービスとして提供する「Microsoft Office 365」を提供しているが、Office 365に加えて、多様化する顧客のSLA(Service Level Agreement)や利用形態へのニーズに対応するため、PHPC提供各社と共に、各社のシステム構築・運用技術やサポートにおける強み・経験を活かしたクラウドサービスを新たに提供する。

 顧客は初期投資を抑え、すぐ利用できるなどのクラウドならではのメリットを享受しながらも、経営戦略やIT環境に合った柔軟かつ信頼の高いサービスを利用することが可能となる。

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