日産、EV「リーフ」をマイナーチェンジ 価格は約335万円から

2012年11月20日 13:59

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「日産リーフ」(画像:日産自動車)

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 日産自動車は20日、電気自動車(EV)「日産リーフ」をマイナーチェンジし、11月20日より全国一斉に発売すると発表した。価格は334万9,500円(税込)から。あわせて、同車の「ライフケアビークル(LV)」シリーズをマイナーチェンジし、同日より全国一斉に発売する。

 「日産リーフ」は走行中にCO2などの排出ガスを一切出さないゼロ・エミッション車として高い環境性能を有すると同時に、リチウムイオンバッテリーと電気モーターの搭載による力強く滑らかな加速性能、あらゆる速度域で高級車のような静粛性能、優れた重量バランスによる高い操縦安定性を実現させた、今までにない運転感覚が顧客から高い評価を得ている。

 今回のマイナーチェンジでは、価格を抑えた新グレード「S」を投入したほか、「本革シート」や「BOSE Energy Efficient Series」「アラウンドビューモニター」など魅力的な装備を追加した。さらに、大幅な軽量化や回生性能の向上、省電力暖房システムなどの採用により、満充電時の航続距離228km(JC08モード)を実現した。

 また、日産は、新たに採掘する天然資源の最小化を環境戦略の重点活動の一つに掲げ、新車への再生材の採用を積極的に推進しているが、今回のマイナーチェンジでは、従来からの再生材の採用に加え、新設計のモーターに使われているレアアース(ジスプロシウム)の使用量を性能を犠牲にすることなく従来比で約40%削減することに成功した。

 さらに、日産は顧客の利便性をさらに向上させていくため急速充電器の設置を積極的に推進しているが、今回、国内販売会社での急速充電器設置店舗数を現在の400店舗から今年度末までに700店舗まで拡大していく。これにより、国内販売会社の3店舗に1店舗以上の割合で急速充電器が設置されることになる。

 「日産リーフ」は、持続可能なゼロ・エミッション社会に向けた新しいモビリティを提案する世界初の量産型EVとして2010年12月に発売された。現在まで累計で43,000台以上を販売しており、販売台数世界No.1のEVとなっている。

 なお、「日産リーフ」は、全グレードが「エコカー減税」による減税措置に適合し、自動車重量税と自動車取得税が免税となる。さらに、最大78万円の購入補助金(2012年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)を受給することができる。

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