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Adobe Reader XとXIにゼロデイ脆弱性
あるAnonymous Coward 曰く、 Adobe Reader X/XIで、サンドボックスを迂回してシェルコードが実行可能となるゼロデイ脆弱性が発見され、ロシアのセキュリティー企業Group-IBが注意を呼び掛けている(Group-IBのニュース記事、Krebs on Securityの記事、Computerworldの記事、INTERNET Watchの記事、ITmediaの記事)。
この脆弱性は、細工したPDFファイルを読み込ませることで利用可能となる。攻撃ツールキット「Blackhole Exploit Kit」の改変版にも、この脆弱性を利用する機能が含まれているとのこと。ただし、シェルコードが実行できるのはWebブラウザーまたはAdobe Readerを終了するときだけだという。Adobe Reader側でJavaScriptを無効化していてもサンドボックスを迂回できるため、攻撃を回避するにはAdobe以外のPDFリーダーを使用するしかないようだ。AdobeはGroup-IBからまだ連絡を受けておらず、脆弱性の詳細については不明としている。
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