マイクロソフト、新OS「Windows 8」を販売開始 ダウンロード版は3300円

2012年10月26日 13:34

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 マイクロソフトは、10月26日より、日本をはじめとする世界中のユーザーに向けて新OS「Windows 8」の提供を開始した。同時に正式オープンする「Windows ストア」を通して、全世界で1,000種類以上のWindows 8搭載PCとタブレットで多様なアプリが利用可能になる。

 日本においても、OEMパートナー各社より多種多様なWindows 8搭載PCおよびタブレットが発売され、全国家電量販店、オンラインショップおよびマイクロソフト直営のオンラインショップである「マイクロソフト ストア」で、現在利用中のPCをWindows 8へアップグレードするためのパッケージ製品が販売される。また、マイクロソフトのWebサイトwindows.comではダウンロード製品を販売する。

 Windows 8は、自分好みにパーソナライズし、タブレットでもPCでも、コンテンツの閲覧でも作成でも、あるいは仕事でも遊びでも、それぞれの目的に一番適した形で利用することが可能。よく使うアプリやコンテンツにワンクリックでアクセスできる高速で滑らかな新しいスタート画面を備え、タッチ操作に最適化された「Internet Explorer 10」や、OSとシームレスに使用できるクラウドサービスの「SkyDrive」も搭載している。

 一般向けの「Windows 8」、および様々な機能を追加した「Windows 8 Pro」の2つのエディションに加え、企業ユーザー向けの「Windows 8 Enterprise」が提供される。Windows 8 Enterpriseには、強化されたエンド・ツー・エンドのセキュリティを提供するBitLockerおよびAppLockerなどの機能や、モバイルの生産性向上を支援するWindows To Go、DirectAccessおよびBranchCacheなどの機能が備えられている。また、ARMベースのタブレット向けに設計された「Windows RT」もデバイスにプリインストールされた形態で提供される。

 10月26日から2013年1月31日までの期間限定で、現在Windows XP、Windows Vista、あるいはWindows 7搭載PCを使用しているユーザーを対象に、Windows 8 Pro アップグレード版のパッケージ製品を5,800円(税別/参考価格)で提供する。同パッケージ製品は全国家電量販店、オンラインショップ、マイクロソフト ストアで購入可能。また、ダウンロード製品は、マイクロソフトのWebサイトwindows.comから3,300円で購入できる。なお、いずれの価格も期間限定の価格となっている。

 また、2012年6月2日から2013年1月31日までの間にWindows 7搭載PCまたは、DSP版を購入したユーザーは、Windows 8 優待購入プログラム専用サイトから1,200円でWindows 8 Proのアップグレード版をダウンロードできる。

 さらに、全国の販売店で展開するデモイベント実施店舗では、Windows 8搭載PC購入者にWindows 8で映画やドラマを見ることができるマイクロソフトポイント(1,400ポイント)を先着順でプレゼントするキャンペーンも実施する。

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